乳頭の湿疹・ただれが気になった方へ
2026.02.16
― かゆみや治らない皮膚変化は「乳房パジェット病」のサイン?受診の目安について ―
乳頭やそのまわりに
- かゆみ
- 赤み
- ただれ
- かさぶた
- じゅくじゅくした湿疹
が続いていると、「皮膚トラブルかな?」と思われる方が多いです。
実際、多くは湿疹やかぶれなどの皮膚疾患であることがほとんどです。
しかし、まれに**乳がんの一種である「乳房パジェット病」**が関係している場合があります。
乳房パジェット病とは?
乳房パジェット病は、
乳頭や乳輪の皮膚に症状が現れる乳がんのタイプです。
特徴としては、
- 片側だけに起こることが多い
- 市販薬やステロイドを使っても改善しない
- 皮膚症状が長く続く
- 乳頭の変形や分泌を伴うことがある
といった点が挙げられます。
「なかなか治らない湿疹」は、一度確認することが大切です。
こんな場合は早めにご相談ください
- 片側の乳頭だけに湿疹やただれがある
- 数週間以上続いている
- 塗り薬で改善しない
- 乳頭の形が変わってきた
- しこりや分泌を伴っている
皮膚トラブルと思って様子を見る方も多いのですが、
長引く乳頭の湿疹は、乳腺の検査をおすすめします。
どんな検査をするの?
症状がある場合は、乳がん検診ではなく診察としての評価になります。
通常は、
- 問診
- 視診・触診
- マンモグラフィ
- 乳腺超音波検査(エコー)
を行い、必要があれば皮膚の一部を採取して詳しく調べることがあります。
見た目だけでは、単なる湿疹かどうかを判断することはできません。
検査をしてはじめて安心できます。
最後に
乳頭の湿疹やただれは、多くの場合は心配のない皮膚トラブルです。
けれども、**「なかなか治らない」「いつもと違う」**と感じたときは、体からの大切なサインかもしれません。
「皮膚科に行くべきか、乳腺科に行くべきか」と迷われる方もいらっしゃいますが、
乳頭の症状が続く場合は、一度乳腺の検査を受けることをおすすめします。
あまくさ乳腺クリニックでは、
乳頭の湿疹やただれなどの皮膚症状についても丁寧に診察を行っています。
どうぞ一人で悩まず、
気になる変化があればご相談ください。
確認することが、安心への第一歩になります。