センチネルリンパ節生検とは?(乳がん治療編)
2026.06.24
乳がんの手術を受ける際、「脇のリンパ節も取るのでしょうか?」と心配される患者さんがいらっしゃいます。
乳がんは、がん細胞がリンパの流れに乗って脇のリンパ節へ転移することがあります。しかし、すべての患者さんで脇のリンパ節を大きく切除する必要があるわけではありません。
そこで行われるのが「センチネルリンパ節生検」です。
センチネルリンパ節とは、乳房から流れるリンパ液が最初に到達するリンパ節のことをいいます。いわば「見張り役」のリンパ節です。
手術中にこのリンパ節を採取して調べることで、転移の有無を確認します。
転移が認められなければ、脇のリンパ節を大きく切除せずに済む場合が多くなります。
その結果、
・腕のむくみ(リンパ浮腫)のリスクを減らせる
・肩の動かしにくさを減らせる
・しびれや違和感を軽減できる
・傷を小さくできる
といったメリットがあります。
乳がん治療は年々進歩しており、「必要な治療を行いながら、体への負担をできるだけ少なくする」方向へ変化しています。
センチネルリンパ節生検も、その代表的な治療の一つです。
詳しく知りたい方へ
日本乳癌学会では患者さん向けの説明動画を公開しています。
センチネルリンパ節生検について、イラストを用いて分かりやすく解説されています。
▶日本乳癌学会「乳癌治療に関する説明動画」
治療について理解を深めたい方は、ぜひご覧ください。